ニュース速報

ビジネス

EUとファイザー・ビオンテック、コロナワクチン購入契約改定で合意

2023年05月29日(月)12時31分

欧州連合(EU)と米製薬大手ファイザー、独バイオ医薬品会社ビオンテックは26日、新型コロナウイルスワクチンの購入契約の改定で合意したと発表した。資料写真、2022年12月(2023年 ロイター/Johanna Geron)

[ロンドン 26日 ロイター] - 欧州連合(EU)と米製薬大手ファイザー、独バイオ医薬品会社ビオンテックは26日、新型コロナウイルスワクチンの購入契約の改定で合意したと発表した。EUに義務付けられている購入量を削減するとともに、納期を2026年まで延長する。

新型コロナワクチンの供給過剰と追加(ブースター)接種用ワクチンの需要低迷を背景に、EU加盟国政府から契約改定を求める圧力を受け、EU欧州委員会は両社と数カ月におよぶ協議を続けていた。

欧州委のステラ・キリアキデス委員(保健・食の安全)は声明で、改定された契約は「進化するニーズ」に合致していると述べた。一部加盟国が改定契約から離脱を選択したと説明したが、具体的な国名は挙げていない。関係者は、離脱を決めたのはポーランドとハンガリーだと明らかにした。

当初の契約は2021年5月に調印され、EUが両社から9億回分の購入を約束し、2023年末までに追加で9億回分購入する選択肢付きだった。

昨年需要が減少したため、最初の9億回分のうち約半分は納入されていない。

欧州委とファイザー・ビオンテックの声明は、合意した削減量については明らかにしていない。ただ交渉に詳しい関係者はロイターに対し、改定契約ではEUに購入義務のある残りのワクチン約3分の1を削減する条項が盛り込まれていると述べた。

関係者によると、ワクチンを取り消す加盟国には料金の支払いが発生する。

改定契約は、EUは引き続き、今後現れる新たな変異株に対応したワクチンを規制当局による承認後ただちに利用できると明記している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランに警告 報復すれば前例のない武力

ワールド

パキスタンがアフガン攻撃継続、カブールに空爆 タリ

ワールド

中国、イラン攻撃の即時停止要請 米・イスラエルに懸

ワールド

米・イスラエル、イラン最高指導者ハメネイ師殺害 翌
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 4
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 5
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 6
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 9
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 10
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中