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米エヌビディア時価総額、AI半導体好調で1兆ドルクラブ入り間近

2023年05月26日(金)08時15分

 5月25日、米半導体大手エヌビディアの株価が過去最高値を更新し、終値は24%上昇した。写真はニューヨーク証券取引所。24日撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[25日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアの株価が25日に過去最高値を更新し、終値は24%上昇した。同社は前日、AI(人工知能)向け半導体が好調で強気の売上高見通しを示した。

時価総額は約1840億ドル拡大し、約9390億ドルに達した。これは第2位の半導体企業である台湾のTSMCの2倍に当たり、米国企業では1兆ドル超のアップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンに次ぐ規模だ。

アナリストの平均目標株価は今年に入って2倍以上となっている。最も高いエラザール・アドバイザーズの目標株価644.80ドルではエヌビディアの時価総額は1兆5900億ドルと、アルファベットに並ぶ規模になる。

エヌビディアが24日に発表した第2・四半期の売上高予想は110億ドルを挟んで上下2%と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の71億5000万ドルを大幅に上回った。

一部のアナリストはエヌビディアの業績について、生成AIブームが次の大きな成長原動力となる可能性を示していると指摘。ハーグリーブス・ランスダウンの株式分析責任者、ダレン・ネイサン氏は「われわれは氷山の一角を見ているに過ぎない。内燃機関やインターネットのような、技術史における新たな変曲点になるかもしれない」と語った。

ロイター
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