ニュース速報

ビジネス

米ボーイング、22年12月期決算の純損失拡大 フリーキャッシュフローは黒字化

2023年01月26日(木)00時48分

米航空機大手ボーイングの2022年12月期の通年決算の純損益は50億ドルの赤字となり、赤字額は前期の43億ドルから膨らんだ。昨年7月、英国で撮影(2023年 ロイター/Peter Cziborra/File Photo)

[ワシントン 25日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングの2022年12月期の通年決算の純損益は50億ドルの赤字となり、赤字額は前期の43億ドルから膨らんだ。防衛・宇宙・安全保障部門の業績不振が響いた。

一方、民間航空機の引き渡し機数が増えたのを追い風に通年のキャッシュフローは23億ドルの黒字となり、18年以来の黒字を確保した。

22年第4・四半期の売上高と1株当たり損益の赤字額は、米金融街の市場予想より悪かった。株価はこの日、寄り付き前の時間外取引で2.6%下落。株価は昨年9月以降、下げ幅は70%を超えている。

12月期の本業の損益を示す営業損益は35億ドルの赤字と、赤字額は前年の29億ドルから拡大した。

22年第4・四半期のフリーキャッシュフローは31億ドルの黒字と、黒字額は自社予想の約25億ドルを上回った。

第4・四半期の売上高は200億ドルと、前年同期の147億9000万ドルから増加。1株当たり損益は1.75ドルの赤字だった。リフィニティブのデータによると、市場予想は売上高が203億8000万ドル、1株当たり損益が0.26ドルの黒字だった。

カルフーン最高経営責任者(CEO)は「課題は残っているものの、われわれは経営と財務の強さの回復に向けた良い位置にあり、正しい道筋を歩んでいる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中