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英中銀、QE解除後初の中期債売却 需要低調

イングランド銀行(英中央銀行)は7日、資産買い入れプログラムで購入した7億5000万ポンド(8億5900万ドル)の中期国債の最初の売却を実施した。写真は、英中銀の前景。2022年8月4日にロンドンで撮影。(2022年 ロイター/Maja Smiejkowska)
[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は7日、資産買い入れプログラムで購入した7億5000万ポンド(8億5900万ドル)の中期国債の最初の売却を実施した。投資家からの需要は低調で、10年債利回りは10月下旬以来の高水準に上昇した。
期間7─20年の国債入札に対する応札倍率は1.35倍で、1日に同プログラム初の国債売却として実施した7億5000万ポンドの短期債入札時の3.26倍の半分以下だった。
今回の応札倍率は、英国債管理庁(DMO)が実施する通常の国債入札と比べても低い。DMOの入札は規模が大きいにもかかわらず、応札倍率は2.0倍を上回るのが一般的だ。
英中銀の入札結果を受け、10年債利回りは約8ベーシスポイント(bp)上昇し3.626%と、10月27日以来の高水準を付けた。
INGの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、中銀の入札結果は「見事なものではなかった」とし、おそらく今後数日間にDMOの大規模な国債入札が予定されていることを反映していると述べた。