ニュース速報

ビジネス

日経平均は大幅続伸、米金利低下と米株高を好感 値がさ株堅調

2022年10月04日(火)15時24分

 10月4日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比776円42銭高の2万6992円21銭と、大幅続伸して取引を終えた。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比776円42銭高の2万6992円21銭と、大幅続伸して取引を終えた。前日の米国市場で、長期金利が低下したことや株価が大きく上昇したことを好感し、日本株は全面高の展開となった。値がさ株や半導体関連株が堅調で、上げ幅は一時、770円を超えた。

前日の米株市場では、主要3指数がそろって2%超高となった。高水準での推移が続いていた米長期金利は、3.6%台まで低下。これを好感する形で、日経平均は400円高と大幅続伸してスタートした。その後上げ幅を広げて、後場終盤には2万6994円44銭の高値を付けた。日本株は全面高となり、セクター別では特に卸売業、鉱業、石油・石炭製品などの上昇が目立った。

北朝鮮による弾道ミサイル発射問題がマイナス材料として浮上したが、株価に与えた影響は限定的との指摘があった。

市場では、欧米の景気後退懸念が根強い中で、「消去法的に日本株が買われている面もありそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。日本はコロナ禍からの経済正常化が遅れていた分、内需株を中心とした底堅さを期待して買いが入っている可能性があり、「今月後半以降本格化する企業決算で良い内容が確認されれば、上値を試す展開も見込まれる」(同)という。

一方、各主要中銀の金融引き締め強化への警戒が和らいだとの指摘も聞かれる。松井証券の投資メディア部長・窪田朋一郎氏は、米金利の低下に加え、「オーストラリア準備銀行(RBA)が市場予想より小幅の0.25%の利上げを決定し、市場が想定しているほど金融引き締めが強化されないのでは、との見方が広がったようだ」と話す。

窪田氏は、ここのところ日経平均は2万6000円―2万8000円程度で推移しているとし、目先は「2万8000円台まで上昇する可能性がある」との見方を示した。

TOPIXは3.21%高の1906.89ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は前営業日比3.22%高の981.18ポイントで取引を終えた。東証プライム市場の売買代金は3兆2293億5300万円だった。東証33業種では、全業種が値上がりした。

個別では、ソフトバンクグループが5%高と堅調で、日経平均を53円ほど押し上げた。ファーストリテイリング、東京エレクトロンも堅調。

クスリのアオキホールディングスは15%高と大幅反発し、東証プライム市場の値上がり率第1位に入った。前日に公表した決算内容が良好で、買いが集まった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1777銘柄(96%)に対し、値下がりが52銘柄(2%)、変わらずが7銘柄(0%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 26992.21 +776.42 26653.49 26,633.52─

26,994.44

TOPIX 1906.89 +59.31 1876.99 1,876.26─1

,907.36

プライム指数 981.18 +30.57 965.46 965.46─981

.40

スタンダード指数 981.56 +15.71 973.67 973.67─981

.88

グロース指数 920.47 +29.04 902.92 901.59─920

.63

東証出来高(万株) 137866 東証売買代金(億円 32293.53

)

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国万科、社債20億元巡りさらなる猶予延長要請=関

ワールド

日韓首脳、高市氏の地元・奈良で会談 李大統領「韓中

ビジネス

世界の中銀、パウエルFRB議長への支持表明へ=通信

ビジネス

ドル1年半ぶり159円台へ上昇、円一段安に
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    筋力はなぜパワーを必要としないのか?...動きを変え…
  • 9
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中