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独、22年成長率予想3.6%に下方修正へ 供給制約などで=草案

2022年01月22日(土)05時56分

ドイツ政府は2022年の経済成長率見通しを従来予測の4.1%から3.6%に下方修正する見通し。関係筋2人が21日、ロイターに対し明らかにした。2020年12月、ベルリンで撮影(2022 年 ロイター/Fabrizio Bensch/File Photo)

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ政府は2022年の経済成長率見通しを従来予測の4.1%から3.6%に下方修正する見通し。ロイターが21日、年次経済報告書の草案を入手した。

草案によると、パンデミック(世界的大流行)によって企業にさらなる負担がかかり、半導体などでの供給上のボトルネックが続くことで、企業の成長が一段と制限される見込みという。

22年のインフレ率は平均で3.3%に達する見込み。21年は3.1%と前年の0.5%から加速した。22年の食品とエネルギー価格を除くコアインフレ率は2.5%と見込んでいる。

ハベック副首相兼経済相は来週、新たな見通しを盛り込んだ22年経済報告書を提示し、内閣は26日に承認する見通し。

大半のエコノミストは、独経済が第1・四半期に2四半期連続で縮小すると見込んでいる。2期連続マイナス成長は一般的に景気後退と定義されている。

ドイツ産業連盟(BDI)は13日、今年の国内経済成長率を3.5%と予想。新型コロナ流行のため今年も「ノロノロ運転の年」になる可能性があると警告し、政府予想(4.1%)よりも慎重な見通しを示していた。

ロイター
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