ニュース速報

ビジネス

米国株、ナスダック最高値 雇用統計受け目先のテーパリング観測後退

2021年09月04日(土)06時29分

国株式市場はナスダック総合指数が上昇し最高値を更新。ダウ工業株30種とS&P総合500種指数は小幅安で取引を終了した(2021年 ロイター/Andrew Kelly)

[3日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合指数が上昇し最高値を更新。ダウ工業株30種とS&P総合500種指数は小幅安で取引を終了した。米雇用統計を受け景気回復のペースを巡って不安が広がる一方、目先のテーパリング(量的緩和の縮小)観測は後退するなど、まちまちの心理になった。

6日はレーバーデーのため休場となる。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・アロン氏は雇用統計について「非常に残念な結果で、デルタ変異株が夏の労働市場にマイナスの影響を与えたことは明らかだ」と指摘。レジャー・接客で雇用が増えず、小売業も実際に雇用が減少する中、米連邦準備理事会(FRB)はテーパリングの時期をさらに先延ばしすると予想した。

この日は主要11業種の大半が下落。エネルギー株や金融銘柄などに売りが出た。

一方、アップルやフェイスブック、グーグル親会社アルファベットなど大型ハイテク株は底堅く推移した。

配車サービス大手の滴滴出行(ディディ)は2.4%高。ブルームバーグは3日、中国北京市政府が同社を政府の管理下に置くことを検討していると伝えた。

米取引所の合算出来高は83億7000万株。直近20営業日の平均は89億9000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 35369.09 -74.73 -0.21 35401.7 35422.7 35269.4

3 1 0

前営業日終値 35443.82

ナスダック総合 15363.52 +32.34 +0.21 15313.4 15375.5 15283.6

2 6 7

前営業日終値 15331.18

S&P総合500種 4535.43 -1.52 -0.03 4532.42 4541.45 4521.30

前営業日終値 4536.95

ダウ輸送株20種 14751.62 -158.90 -1.07

ダウ公共株15種 944.93 -7.69 -0.81

フィラデルフィア半導体 3430.89 +19.56 +0.57

VIX指数 16.41 0.00 0.00

S&P一般消費財 1466.71 +0.11 +0.01

S&P素材 534.50 -3.73 -0.69

S&P工業 881.86 -5.52 -0.62

S&P主要消費財 754.28 -0.36 -0.05

S&P金融 631.43 -3.71 -0.58

S&P不動産 304.36 +0.13 +0.04

S&Pエネルギー 363.88 -1.94 -0.53

S&Pヘルスケア 1592.61 +1.69 +0.11

S&P通信サービス 286.77 +0.32 +0.11

S&P情報技術 2796.12 +10.70 +0.38

S&P公益事業 351.39 -2.84 -0.80

NYSE出来高 7.32億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 29600 + 440 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 29595 + 435 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナは自国の将来決める自由持つべき、EU首脳

ワールド

ガザへの物資投下、米政権の選択肢にないと関係筋 課

ワールド

豪中銀、全会一致で予想通り利下げ 追加緩和の必要性

ワールド

中国当局、エヌビディア H20半導体の使用回避を国
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入する切実な理由
  • 2
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分間も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 7
    なぜ「あなたの筋トレ」は伸び悩んでいるのか?...筋…
  • 8
    「靴を脱いでください」と言われ続けて100億足...ア…
  • 9
    「古い火力発電所をデータセンターに転換」構想がWin…
  • 10
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 8
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 9
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中