ニュース速報

ビジネス

ドル小幅安、週内の米インフレ統計に注目=NY市場

2021年04月13日(火)07時14分

ニューヨーク外為市場ではドルが小幅下落。物価上昇期待が高まる中、週内に発表される米消費者物価指数(CPI)や小売売上高統計に注目が集まっている。写真は2015年ワシントンで撮影(2021年 ロイター/

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが小幅下落。物価上昇期待が高まる中、週内に発表される米消費者物価指数(CPI)や小売売上高統計に注目が集まっている。

12日実施された米3年債・10年債入札に底堅い需要が集まったことを受け、米債利回りの上昇には歯止めがかかった。13日に実施される30年債入札の結果も注目される。

ドルはこの日弱含んだものの、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのアナリストは顧客向けノートで「今週発表される米指標が堅調な内容になることが予想される中、ドルの上昇は継続すると想定する」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は11日夜に放映されたCBSの番組「60ミニッツ」のインタビューで、米経済は成長率や企業の採用ペースが向こう数カ月で加速すると見込まれる一方で、拙速な経済再開が新型コロナウイルス感染再拡大につながるリスクもあるという「転換点」に立っているとの認識を示した。

米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、財政政策と金融政策に後押しされ今年の米経済は大きく回復するとの見通しを示した。ただ労働市場にはまだ大きな回復の余地があると述べた。

ドルは通貨バスケットに対し0.04%安の92.164。

ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.1900ドル。

ドル/円は0.19%安の109.44円。

ポンド/ドルは0.22%高の1.3724ドル。英国では12日から、新型コロナ感染拡大に伴い導入されていた3度目のロックダウン(都市封鎖)が緩和され、店舗や美容室、ジム、パブの営業が再開された。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは先月記録した最高値の6万1782ドルを小幅下回る水準で推移した。

ドル/円 NY終値 109.37/109.40

始値 109.36

高値 109.45

安値 109.25

ユーロ/ドル NY終値 1.1909/1.1913

始値 1.1909

高値 1.1919

安値 1.1900

(表はリフィニティブデータに基づいています)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=円が軟化、介入警戒続く

ビジネス

米国株式市場=横ばい、AI・貴金属関連が高い

ワールド

米航空会社、北東部の暴風雪警報で1000便超欠航

ワールド

ゼレンスキー氏は「私が承認するまで何もできない」=
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 8
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 9
    中国、米艦攻撃ミサイル能力を強化 米本土と日本が…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中