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欧州市場サマリー(13日)

2019年12月14日(土)05時35分

[13日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。英総選挙でジョンソン首相率いる与党保守党が過半数を大きく超える議席を獲得して大勝したことで、英国の秩序だった欧州連合(EU)離脱が実現するとの期待感が相場を押し上げた。

ポンドがドルに対して19カ月ぶりの高値をつけ、輸出銘柄の重しとなったものの、公益や小売、住宅建設、銀行株が買われ全体水準を押し上げた。住宅建設のパーシモンとバークレー・グループ、テイラー・ウィンペイは12.0%から14.7%上昇した。

国内銘柄が多い中型株で構成するFTSE250種指数<.FTMC>は日中、約5.2%上昇し過去最高値をつけた。3.44%上昇して取引を終えた。

この日の取引高は平均の3倍近くに上った。

保守党の勝利を受け、公益事業の国有化に関する懸念が後退し、送電のナショナル・グリッドと水道事業のユナイテッド・ユーティリティーズは4.5%と6.8%それぞれ上昇した。野党労働党のコービン党首は、総選挙のマニフェスト(政権公約)で公益事業の国有化を掲げていた。コービン氏は13日、辞意を表明。シティのアナリスト、アンドリュー・クームス氏は、コービン氏の辞意表明によって国有化が今後議題に上がらないと捉えられ、銀行と公益株の最大の押し上げ要因となったと語る。

金融株ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が8.4%、ヴァージン・マネーが18.7%それぞれ値上がりした。

JPモルガンが構築する英国内銘柄30種で構成された指数<.JPDEUKDM>は6.35%上昇し、過去最高値をつけた。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米中が通商協議の第1段階の文書について合意に至ったことや、英総選挙でジョンソン首相率いる与党保守党が大勝したことでSTOXX欧州600種は過去最高値に迫った。

中国は米農産物の購入を拡大すると述べた。米国は15日に予定していた中国製品への追加関税を延期するとした。[nL4N28N3GZ]

英総選挙では保守党が勝利し、ジョンソン首相が数週間以内に英国の欧州連合(EU)離脱を決行するとの見方が高まった。3年半続いていた先行き不透明感がなくなるとの安心感が広がり、英国が無秩序な形で離脱するとの不安も後退した。[nL4N28N1TP]

コメルツ銀行の英国首席エコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「欧州株式市場にとっての2大障害物が同じ日に取り除かれた」と語る。

欧州株は19年に20%を超える値上がりとなる見込みだ。実現すれば年間ベースで10年ぶりの大幅な伸びとなる。

ただ相場は日中の最高値からは上昇幅を圧縮して取引を終えた。米中が合意文書に署名していないことから、慎重な見方がある。通商政策に左右されやすいドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は日中から値上がり幅を大幅に圧縮し、0.46%高で取引を終えた。ドイツの化学・消費財のヘンケルが3.7%安となったことも重しだった。ヘンケルは接着剤の事業で来年、営業利益が落ち込むと警告したことが不安視された。

STOXX欧州600種旅行・娯楽関連株指数<.SXTP>は3.55%上昇した。英国のEU離脱に左右されやすい銘柄が買われた。欧州格安航空会社(LCC)のライアンエアとイージージェット、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGは3.4%から13.1%上昇した。

<ユーロ圏債券> 独10年債利回りが一時6カ月ぶりの高水準を付けた。米中が「第1段階」の通商合意に到達する可能性が高まったほか、英総選挙での与党・保守党の勝利を受けた。

ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフマクロストラテジスト、ティム・グラフ氏は「今年の主要なリスクである英国の欧州連合(EU)離脱、米中通商協議、景気後退の3つ全てがこれまで悪影響を及ぼしてきた」と指摘。「これらがもうリスクではないとは言えないが、市場心理や投資に対する短期的な重しではもはやない」と述べた。

独10年債利回りは一時マイナス0.215%と6カ月ぶりの高水準。英10年債利回りも英選挙での保守党勝利を受け0.895%と半年ぶりの水準に上昇した。

トランプ米大統領は13日、米中が「第一段階」の通商合意に到達し、15日に予定していた対中追加関税の発動を見送ると明らかにした。合意に基づき中国は米農産物の購入を拡大すると強調。さらに第2段階の合意に向けた交渉を直ちに開始すると表明した。[nL4N28N3GZ]

ただ終盤の取引で、大半の域内10年債利回りは横ばいから小幅低下となった。週末を控えた投資家の慎重姿勢を反映したという。

TDセキュリティーズの欧州金利ストラテジスト、プージャ・クムラ氏は「15日の期限に近づく中で不安感のない人はいない」と述べた。

米債利回りは広範にわたって低下した。

一方、英国や通商面での緊張を巡るリスク低下が世界成長やインフレ率に好影響を及ぼすとの見方の中で、ユーロ圏のインフレ期待を示す指標である5年先スタート5年物フォワードレートは1.30%弱と9月中旬以来の水準に上昇した。

ドイツとアイルランドの10年債利回り差は約26bpと2018年初以来の水準に縮小。英選挙の結果を受けアイルランド国債がアウトパフォームした。

リスクセンチメントの改善により南欧の10年債利回りはこの日、3─6bp低下。週間の低下幅は9月以来の大きさになる見込み。

終盤のイタリア10年債利回りは6bp低下の1.28%、週間では16bp低下した。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1126 1.1165

ドル/円 109.28 109.61

ユーロ/円 121.60 122.39

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 412.02 +4.44 +1.09 407.58 <.STOXX>

FTSEユーロファースト300種 1607.54 +14.16 +0.89 1593.38 <.FTEU3>

ユーロSTOXX50種 3731.07 +24.72 +0.67 3706.35 <.STOXX50E>

FTSE100種 7353.44 +79.97 +1.10 7273.47 <.FTSE>

クセトラDAX 13282.72 +61.08 +0.46 13221.64 <.GDAXI>

CAC40種 5919.02 +34.76 +0.59 5884.26 <.FCHI>

<金現物> 午後 コード

値決め 1466.6

>

<金利・債券>

米東部時間15時15分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.40 0.00 100.40

独連邦債2年物 111.96 0.00 111.96

独連邦債5年物 134.03 +0.01 134.02

独連邦債10年物 172.10 +0.35 171.75

独連邦債30年物 203.54 +1.52 202.02

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.610 +0.002 -0.634

独連邦債5年物 -0.540 -0.010 -0.529

独連邦債10年物 -0.297 -0.031 -0.263

独連邦債30年物 0.225 -0.047 0.236

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