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NY市場サマリー(10日)

2019年12月11日(水)07時31分

[10日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで下落。予想以上に改善したドイツ景気期待指数が材料視された。12日の英総選挙の行方が注目される中、ポンドは対ドルで8カ月ぶり高値を更新した。

ユーロは0.28%高の1.1093ドル。この日発表された12月の独ZEW景気期待指数は10.7と、前月のマイナス2.1から予想以上に改善し、エコノミスト予想(0.0)を上回った。

週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、15日に米国の対中追加関税の発動期限が迫る中、為替相場の動きは比較的限定的。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)とECBがいずれも政策金利を維持するとの見方が大勢となっている。

ドル/円は0.16%高の108.72円。米中貿易戦争に敏感なオフショア人民元は対ドルでほぼ変わらずの7.0285元。

ポンド/ドルは0.42%高の1.3198ドルと、3月以来の高値を付けた。10月の英国内総生産(GDP)は前年比0.7%増と約7年ぶりの鈍い伸びとなったものの、12日の総選挙に関心が集まる中でさほど材料視されなかった。

<債券> 国債利回りの大半が小幅に上昇した。米中が15日の関税発動延期を検討しているとの報道を受け、リスク選好度が改善した。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米中の通商交渉担当者らが今月15日に予定している関税発動を延期する方向で調整を進めていると報じた。当局者らは協議継続を示唆しているが、トランプ大統領はまだ決断を下していないという。[nL4N28K3D3] 報道を受け米国株や米債利回りが上昇した。

この日に10年債入札、あすに30年債入札が控えていることが小口の債券売りにつながったとの見方も。入札前は通常、債券売りが出やすい。

米財務省がこの日実施した240億ドルの10年債入札では堅調な需要を集め、最高落札利回りは1.842%と入札締め切り時の予想を上回った。

応札倍率は2.43倍で平均の2.49倍をやや下回った。

午後の取引で、10年債利回りは1.836%と前日終盤の1.831%から小幅上昇。30年債利回りは2.261%と前日の2.265%からやや低下した。

2年債利回りは1.653%に上昇。前日は1.627%だった。

FOMCが10─11日に開催されるが、金利据え置きが見込まれているほか、声明文の大幅変更なども予想されていない。

<株式> 小幅続落して取引を終えた。15日に発動が予定される米国の対中追加関税を巡り具体的な動きがあるか見極めたいとして模様眺めの展開となった。

取引開始前には、米中の通商交渉担当者らが15日の関税発動を延期する方向で調整を進めているとのWSJの報道を受けて株価指数先物が上昇していた。

しかし、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長はその後、決定は下されていないと述べた。

市場はFRBが11日に金利据え置きを発表すると予想。米消費者物価指数(CPI)統計や12日のECB理事会にも関心が集まっている。

通商関連では、米、メキシコ、カナダの3カ国が10日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新たな貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の修正文書に署名した。ただ、市場は総じて反応薄だった。[nL4N28K3YS]

S&P500の主要セクターは大半がマイナス圏で引け、不動産<.SPLRCR>や素材<.SPLRCM>の下げが目立った。

個別銘柄ではボーイングが0.9%安。1─11月の納入機数が前年同期の半分以下に減少した。[nL4N28K3NS]

ネットフリックスも3.1%下落。ニーダムのアナリストが投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、競争激化により米契約者数が来年400万人減少する可能性があると指摘した。

<金先物> 3営業日ぶりに反発。米国による新たな対中制裁関税の発動期限を控えて貿易協議の行方に注目が集まる中、ドル安に伴う割安感などを受けて買いが優勢に。中心限月2月物の清算値は前日比3.20ドル(0.22%)高の1オンス=1468.10ドル。

市場では米中協議の行方は依然不透明との見方も根強く、「安全資産」とされる金は堅調地合いを維持。外国為替市場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建てで取引される金塊に割安感が生じたことも支援材料となった。

11日まで2日間開催されるFOMCでは、金利据え置き決定が織り込み済み。ただ、今後の金融政策の方向性を巡り、経済・金利見通しや会合後のパウエルFRB議長による記者会見の内容を見極めたいとの思惑から、積極的な取引は控えられたもよう。

<米原油先物> 米中貿易摩擦の激化懸念が幾分和らぎ、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は、前日比0.22ドル(0.37%)高の1バレル=59.24ドル。2月物は0.22ドル高の59.14ドルだった。

また、官民の週報発表を前に、ロイター調査で、6日までの1週間の米国内原油在庫が前週比280万バレル減を示したことも支援材料。ただ、週内には米欧の中央銀行が金融政策決定を発表するほか、英国の欧州連合(EU)離脱の行方を左右する総選挙などの重要イベントが予定されており、相場の上値は抑えられた。

ドル/円 NY終値 108.70/108.72

始値 108.56

高値 108.76

安値 108.53

ユーロ/ドル NY終値 1.1092/1.1094

始値 1.1082

高値 1.1097

安値 1.1074

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 102*12.00 2.2653%

前営業日終値 102*12.50 2.2650%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*05.50 1.8416%

前営業日終値 99*08.50 1.8310%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*03.75 1.6859%

前営業日終値 99*06.50 1.6680%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.50 1.6537%

前営業日終値 99*24.13 1.6270%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 27881.72 -27.88 -0.10 <.DJI>

前営業日終値 27909.60

ナスダック総合 8616.18 -5.64 -0.07 <.IXIC>

前営業日終値 8621.83

S&P総合500種 3132.52 -3.44 -0.11 <.SPX>

前営業日終値 3135.96

COMEX金 2月限 1468.1 +3.2 <0#GC:>

前営業日終値 1464.9

COMEX銀 3月限 1670.2 +6.0 <0#SI:>

前営業日終値 1664.2

北海ブレント 2月限 64.34 +0.09 <0#LCO:>

前営業日終値 64.25

米WTI先物 1月限 59.24 +0.22 <0#CL:>

前営業日終値 59.02

CRB商品指数 182.1667 +0.9922 <.TRCCRB>

前営業日終値 181.1745

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