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株安・円高は海外に起因、日本経済しっかり─岩田副総裁=内閣府

2015年08月26日(水)21時35分

 8月26日、日銀の岩田規久男副総裁は、月例経済報告に関する関係閣僚会議で、最近の株価下落や円高の進行は「海外に起因する側面が強い」と指摘した。写真は2013年6月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 日銀の岩田規久男副総裁は、26日の月例経済報告に関する関係閣僚会議で、最近の株価下落や円高の進行は「海外に起因する側面が強い」とし、日本経済は「企業収益が既往最高水準となるなかでファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりとしている」と指摘した。内閣府幹部が明らかにした。

岩田副総裁は「中国経済の先行き不透明感の高まりや、米国利上げに伴う影響などが意識されるもとで、いわゆるリスクオフの動きが見られている」と指摘。為替は「安全資産としての需要から円が買われており、最近では1ドル119円前後で推移している」と述べた。「対ユーロでは前回(7月)の会合と比べ円安・ユーロ高」と指摘した。

国内の金融環境について「日銀が量的・質的緩和(QQE)を着実に進めるもとで引き続き緩和した状態にある」とし、「今後も緩和的な金融環境によって民間需要を幅広く刺激し景気回復をしっかりと支えていきたい」と述べた。

(竹本能文 編集:内田慎一)

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