ニュース速報

トヨタとスズキが資本提携、自動運転開発で連携強化

2019年08月28日(水)19時48分

[東京 28日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>とスズキ<7269.T>は28日、資本提携すると正式発表した。トヨタが960億円を出資し、スズキの発行済み株式の4.94%に相当する2400万株を取得して第3位株主になる見込み。

スズキは第三者割当による自己株処分を実施するとともに、市場買い付けで480億円相当のトヨタ株式(同日終値では0.2%程度)を取得する予定。

両社は自動運転の共同開発など次世代技術での連携を強化する。これまでの業務提携関係をさらに深めるには、資本面での結びつきも必要と判断した。

両社は2017年2月に業務提携に向けた覚書を締結、今年3月にはトヨタのハイブリッド車(HV)のシステムをスズキに供給するなど、新たな協業について具体的な検討に入ることでも合意していた。

スズキによる自己株処分は20年6月1日までに完了する予定。今回の自己株処分で得た資金は自動運転分野の研究開発基盤の整備に充てるほか、16年4月発行の転換社債の早期償還に伴って減少した運転資金に充当する。

次世代車の開発に巨額投資が必要となる中、資金力のある米グーグルといった巨大IT企業が参入するなど自動車業界の競争は激化している。スズキは単独で開発費をまかなうのは困難な状況で、トヨタとの資本提携に踏み込むかどうかに関心が集まっていた。

トヨタの豊田章男社長とスズキの鈴木修会長は、16年の業務提携に向けた協議入りに関する会見では資本提携についてともに否定しておらず、これからゆっくり考えるとの意向を示していた。

*内容を追加しました。

(白木真紀)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、対米交渉の枠組み検討 「数日内の進展期待」

ワールド

イスラエル、ガザ南部のラファ検問所を再開  人の往

ワールド

ドイツ各地で公共交通機関の運行停止、数万人規模のス

ワールド

新START失効なら世界が警戒すべき事態=ロシア前
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 7
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 8
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中