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NZ中銀、大幅利下げで非伝統的手段の必要性低下=総裁補
2019年08月21日(水)09時48分
[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁補は、直近の大幅利下げの結果、非伝統的金融政策が必要になる可能性が低下したとの見方を示した。マニラでの講演内容が21日に公表された。
NZ中銀は今月7日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の1%とした。市場予想より大幅な利下げだった。オア総裁は記者会見で、将来的にマイナス金利を導入する可能性があると指摘していた。[nL4N2530OO]
総裁補は「手遅れになってから不十分な措置を講じるより、早めにやり過ぎるほうが良いと判断した」と述べた。
その上で「断固とした対応が早期にインフレ率を上昇させる好機となり、将来的な負のショックに対して非伝統的手段が必要になる確率が低下した」との見方を示した。
また、現在の中立金利は3.25%を中心とした広いレンジにあるとみられると指摘。現行の金融政策が非常に緩和的であることを浮き彫りにした。
総裁補は、非伝統的金融政策の導入は回避できる可能性が高いとしながらも、利下げ余地が小さいことを踏まえれば「いかなる選択肢も排除されていない」と述べた。
※内容を追加しました。
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