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金委員長の核放棄宣言に期待、来週の最高人民会議で=米国務長官

2019年04月06日(土)05時22分

[ワシントン 5日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は5日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が来週の最高人民会議(国会に相当)で核放棄を宣言し、北朝鮮にとって「正しい」方針を示すことを期待していると述べた。

北朝鮮の最高人民会議は11日に開幕。金委員長は2月にベトナムのハノイで行われた2回目の米朝首脳会議について、初めて公の場で発言を行う可能性がある。

ポンペオ長官はCBCの番組で、「最高人民会議は北朝鮮指導者が国民に語りかける年次イベントで、金委員長の発言を緊密に注視している」と述べた。

その上で「大きなサプライズがあるとは予想していない」としながらも、「米国は金委員長が北朝鮮の指導者として非核化に向け米国と共に取り組んでいくことが正しい道だと信じており、金委員長もこうした考えを共有していることを望んでいる」と語った。

また、2月の首脳会談が物別れに終わった後も米朝は対話を続けているとし、両国間の外交は途絶えていないと指摘。日程は決まっていないものの、トランプ大統領と金委員長との3回目の会談は実現すると「確信している」と述べた。

ただ、北朝鮮が核を放棄するまで経済制裁は解除されないとの立場を改めて強調した。

ロイター
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