最新記事
イーロン・マスク

マスク率いるX社がヘイトスピーチ対策法阻止求めNY州を提訴...「政府が果たす役割ではない」

2025年6月18日(水)19時05分
アメリカ国旗とX

米実業家イーロン・マスク氏率いるXコープは17日、ヘイトスピーチ、過激主義、偽情報、嫌がらせ、外国の政治干渉をどのように監視しているか情報開示するようソーシャルメディア企業に義務付けるニューヨーク(NY)州法の阻止を求め、同州を提訴した。写真は昨年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

米実業家イーロン・マスク氏率いるXコープは17日、ヘイトスピーチ、過激主義、偽情報、嫌がらせ、外国の政治干渉をどのように監視しているか情報開示するようソーシャルメディア企業に義務付けるニューヨーク(NY)州法の阻止を求め、同州を提訴した。

X社は「Stop Hiding Hate Act」として知られるNY州法について、言論の自由を保障する合衆国憲法修正第1条と州憲法に反していると主張。ソーシャルメディアプラットフォーム上でどのようなコンテンツが許容されるかを決定することは「かなりの議論を引き起こす」とし、「これは政府が果たすような役割ではない」と訴えている。


NY州のレティシア・ジェームズ司法長官(民主党)からは今のところコメントを得られていない。

X社によると、NY州法はほぼ同様の2023年のカリフォルニア州法をベースにしており、加州法の施行は言論の自由への懸念から昨年9月に連邦控訴裁判所によって一部阻止された。

加州は2月、州法の情報開示義務を執行しないことでX社と和解した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月7日号(9月30日発売)は「2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡」特集。投手復帰のシーズンも地区Vでプレーオフへ。アメリカが見た二刀流の復活劇

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」鑑賞チケット2組4名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中銀、予期せぬ事態に備える必要=NY連銀総裁

ビジネス

EU、対ロ制裁の一部解除検討 オーストリア銀の賠償

ビジネス

アサヒGHD、ランサムウエアの攻撃を確認 手作業で

ワールド

米ロスの製油所で大規模火災、未明に鎮火 空港にジェ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 5
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 6
    イスラエルのおぞましい野望「ガザ再編」は「1本の論…
  • 7
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 8
    「元は恐竜だったのにね...」行動が「完全に人間化」…
  • 9
    1日1000人が「ミリオネア」に...でも豪邸もヨットも…
  • 10
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 4
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 5
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中