コラム

英極右政治家の「鮮やか」な弁舌

2009年06月10日(水)00時55分

 英政界で叩かれているのはゴードン・ブラウン首相だけではない。8日の欧州議会選で健闘し、初めて議席を得た極右政党の英国国民党(BNP)のニック・グリフィン党首も政敵の激しい攻撃を受けている。

 9日の記者会見では「失せろナチ野郎」などと叫ぶデモ参加者から卵を投げつけられ、追いかけられた。こうした扱いに対するグリフィンの言葉は次の通り。


 奴らはバカな左翼学生や講師連中、それからたぶん公務員と称する納税者の寄生虫どもだ。ギャングの予備軍でもある。まともな人々の代表ではない。

 こうした違法なデモを組織した人間は訴追することを提案する。政治的な目的のため暴力に訴える者は、誰でもジンバブエと同じ運命をたどる。今のイギリスも、まさにそうなりつつある。


 議席を獲得した8日、グリフィンが受諾スピーチをしようと立ち上がると、他の候補者たちは抗議のためステージから立ち去った。グリフィンは98年、人種差別を扇動した罪で有罪になっている。

――ジョアンナ・ラスコフ

Reprinted with permission from FP Passport, 10/6/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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国際政治学者サミュエル・ハンチントンらによって1970年に創刊された『フォーリン・ポリシー』は、国際政治、経済、思想を扱うアメリカの外交専門誌。発行元は、ワシントン・ポスト・ニューズウィーク・インタラクティブ傘下のスレート・グループ。『PASSPORT:外交エディター24時』は、ワシントンの編集部が手がける同誌オンライン版のオリジナル・ブログ。

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