英与党・保守党の党首選で最有力候補とされるジョンソン前外相は22日、欧州連合(EU)と離脱条件などで合意してもしなくても10月31日に離脱することを目指す考えをあらためて示した。

ジョンソン氏は10月31日の離脱期限について先のテレビ討論会で「大いに実行可能」と発言し、期限までの離脱を巡る同氏の姿勢に不透明感が生じていた。

同氏は、党員投票に向けて16回行われる演説会の初回となった22日のイベントでこの発言について、「実行するという意味だけでなく、実行が可能だという意味だ」と説明した。

交際相手の女性を巡り21日にジョンソン氏の自宅に警察が呼ばれたことについては、人々は同氏の資質を問う権利があるとした上で、公職者としての自身の経歴が首相になる資質を裏付けていると主張した。

演説会では対立候補のハント外相も党員に支持を訴えた。ハント氏は2016年の国民投票で残留に投票したが、現在では離脱を支持しているとしている。

同氏はこれまで、10月の期限にコミットすれば議員による合意なき離脱阻止のリスクを招き、総選挙につながる恐れがあるとし、EUとの合意が可能だと判断すれば離脱を再度延期するとの立場をとってきた。

しかし22日には、EUが新たな離脱案での合意に動かなければ10月31日に合意のないまま離脱すると表明。「10月31日の時点でEUがより良い案を交渉する意思を示していなければ、離脱を実現しない政治的リスクは合意なき離脱の経済的リスクよりはるかに深刻だ」とし、「そうなった場合は離脱を実行する」と言明した。

ユーガブがタイムズ紙向けに実施した世論調査によると、党員の74%はジョンソン氏を支持し、ハント氏(26%)を大きく引き離している。調査はジョンソン氏の自宅に警察が呼ばれた件が伝わる前に実施された。

[バーミンガム(英国) ロイター]
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