Juby Babu

[12日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコシステムズが12日発表した2027会計年度の売上高見通しは市場予想を上回った。人工知能(AI)向けネットワーク機器に対する旺盛な需要が引き続き成長を後押しするとの自信を示した。

ただ、株価は時間外取引で当初3%上昇したものの、その後は4%超下落した。決算発表を前に投資家の期待が高まっていたためだ。同社株は今年に入って約60%上昇している。

ディレクションの資本市場責任者ジェイク・ビーハン氏は、シスコは高いハードルをクリアしたものの、AIインフラの勝ち組は成長加速のペースで評価される傾向が強まっていると指摘。「好調な業績を示したが、決算発表前から株価には既に多くの楽観論が織り込まれていた。市場は今回の結果を新たな買い材料というより、AIインフラ関連の追い風を裏付けるものとして受け止めているようだ」と述べた。

シスコは27年度の売上高を722億─734億ドルと予想。LSEGがまとめたアナリスト予想の686億9000万ドルを上回った。

AIインフラ関連では、27年度にハイパースケーラー(大規模データセンター運営事業者)からの受注に基づく売上高が75億ドルに達すると見込んでいる。

26年度第4・四半期(7月25日終了)にはハイパースケーラーから40億ドル相当のAIインフラ受注を獲得し、通期の総額は93億ドルに達した。

27年度第1・四半期については、調整後の売上総利益率を65─66%と見込み、市場予想の66.10%をやや下回った。

ラショナル・エクイティ・アーマー・ファンドのポートフォリオマネジャー、ジョー・ティゲイ氏は「売上高と利益が伸びる一方、シスコはハードウエア集約的な製品構成と部品コストの上昇に対処しており、利益率は圧迫されている」と述べた。

第4・四半期の売上高は17.6%増の172億5000万ドルで、予想の168億2000万ドルを上回った。

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