Utkarsh Shetti

[12日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、アクティブ型資産運用事業の強化に向け、上場投資信託(ETF)運用会社ネオス・インベストメンツを最大22億5000万ドルで買収すると発表した。

ネオスは指数連動型商品群に加え、オプション戦略を活用して追加収益の獲得や下落リスクの抑制を図る19本のETFを運用しており、運用資産残高は約300億ドルに上る。市場の値動きがより不安定化し、ポートフォリオの下落リスク緩和と継続的な収益獲得を目指す商品への機関投資家の需要が拡大し、こうしたETFへの資金流入が加速している。

ゴールドマンは、拡大するアクティブ運用型ETF市場の需要取り込みを狙った買収を積極化。今年には、オプション戦略を活用したETFを展開するイノベーター・キャピタルを20億ドルで買収した。

ジェフリーズのアナリストチームはノートで「今回の買収はデリバティブ収益型ETFの採用拡大という流れを取り込み、資産・ウェルスマネジメント(A&WM)部門の安定的な収益基盤を強化する」と指摘した。

ネオスの主力商品「S&P500ハイ・インカムETF」は、6月までの1年間で約19%のリターンを記録した。同社ウェブサイトによると、設定以来のトータルリターンは約15%となっている。

ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で「投資家によるアクティブETFへの需要が高まる中、ネオスの規律ある投資アプローチは、当社のバッファー型、マネージド・アウトカム型、インカム戦略における能力を補完する」と述べた。

ゴールドマンの2026年第2・四半期の資産・ウェルスマネジメント部門の純営業収益は46億ドルとなり、前年同期比で20%増加した。

今回の買収は27年第1・四半期に完了し、その後ゴールドマンのアクティブ運用型ETFの運用資産残高は800億ドルに拡大する見込み。ネオスの共同創業者であるトロイ・ケーツ氏とギャレット・パオレラ氏は、ゴールドマンのパートナーに就任する予定だ。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。