Noel Randewich
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反発。コアウィーブなどの人工知能(AI)インフラ企業の好決算が追い風となった。また、7月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことで、米連邦準備理事会(FRB)が9月に金利を据え置くとの見方が強まった。
7月のCPIは前年比3.4%上昇と、前月の3.5%上昇から伸びが小幅に鈍化し、市場予想と一致した。ガソリン価格が2カ月連続で下落し、基調的なインフレも落ち着きを示した。
ダコタ・ウェルスのシニアポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリク氏は「数字はほぼ予想通りだった。市場は結果が予想より悪くなるのを懸念していたため、反応はやや前向きだ。FRBが利上げに追い込まれることはないと市場が考えていることが見て取れる」と述べた。
AI向けクラウドサービスを手がけるコアウィーブは19%急伸。年間の設備投資見通しを引き上げたほか、第2・四半期決算が市場予想を上回った。
データセンター運営各社も買われ、IRENが10%近く、アプライド・デジタルが4.9%それぞれ上昇した。データセンター企業のネビウス・グループは、第2・四半期決算が予想を上回ったことが支援材料となり、34%急騰した。
AIサーバーメーカーのスーパー・マイクロ・コンピューターは19%急伸。2027会計年度の売上高見通しが市場予想を上回った。
半導体メーカーも上昇し、エヌビディアが3%高、マイクロン・テクノロジーが4.9%高となった。フィラデルフィア半導体指数は約2.5%上昇した。ただ、同指数は6月22日に付けた終値での過去最高値からはなお約15%安い水準にある。
S&P500は年初来約13%上昇している。
S&Pの11業種のうち8業種が上昇。不動産が1.08%高で上げを主導し、情報技術が1.06%高で続いた。
CMEのフェドウオッチによると、トレーダーは現在、FRBが9月会合で金利を据え置く確率を62%織り込んでいる。7月のCPI発表前は、利上げと据え置きの見方が二分していた。
米国とイランの紛争は依然として不安定な情勢が続いている。イランの高官は12日、ロイターに対し、イランと米国の間で停戦の延長に関する協議は行われなかったと語った。イラン側の見解では、停戦合意に開始日が定められていなかったため、延長する理由もないと説明した。船舶への攻撃も続いている。
米国株式市場全体では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は155億株。直近20営業日の平均は175億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53770.27 -21.58 -0.04 53797.47 53969.36 53731.96
前営業日終値 53791.85
ナスダック総合 26588.49 +143.04 +0.54 26680.47 26688.24 26531.93
前営業日終値 26445.45
S&P総合500種 7748.50 +20.30 +0.26 7765.46 7766.01 7737.95
前営業日終値 7728.20
ダウ輸送株20種 21604.65 +307.04 +1.44
ダウ公共株15種 1103.93 +4.02 +0.37
フィラデルフィア半導体 12399.38 +300.90 +2.49
VIX指数 14.55 -0.73 -4.78
S&P一般消費財 1939.89 -27.51 -1.40
S&P素材 658.35 -7.96 -1.19
S&P工業 1572.52 +1.24 +0.08
S&P主要消費財 941.37 +4.41 +0.47
S&P金融 962.29 +1.53 +0.16
S&P不動産 283.31 +3.01 +1.08
S&Pエネルギー 935.08 +1.95 +0.21
S&Pヘルスケア 1962.28 +4.47 +0.23
S&P通信サービス 451.43 -4.30 -0.94
S&P情報技術 7005.57 +73.76 +1.06
S&P公益事業 444.89 +2.36 +0.53
NYSE出来高 11.42億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 68545 + 885 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 68510 + 850 大阪比