[12日 ロイター] - 米財務省が12日に発表した7月の財政収支は、赤字が4320億ドルと同月として過去最大となった。歳出の増加や関税収入のマイナス幅の拡大が響き、2026会計年度の累計財政赤字は、会計年度終了まであと2カ月を残した時点で25会計年度通期の赤字額を上回った。
7月の赤字は給付金支払いのカレンダー上のずれで一部押し上げられた面もあり、前年同月比で48%(1410億ドル)拡大した。新型コロナウイルス対策で6600億ドルに達した21年3月以来、単月として最大の赤字となった。
暦の影響などを除いた調整後では、7月の赤字は前年比18%(500億ドル)増の3330億ドルとなった。
調整前の歳出は前年同月比22%(1370億ドル)増の7660億ドルと、同月として過去最大となった。ただ、26年8月の月初が週末だったことから8月分の給付金の多くが7月中に前倒しで支払われたため、歳出は990億ドル押し上げられた。
調整前の歳入は1%(40億ドル)減の3340億ドル。7月の関税還付総額は333億8000万ドルに上り、同月の純関税収入が85億5000万ドルのマイナスとなったことが響いた。
26年会計年度(25年10月─26年9月)の7月までの調整前の累計財政赤字は1兆7990億ドルと、前年同期の1兆6290億ドルから1700億ドル(10%)増加し、会計年度終了まで2カ月を残した時点で、25会計年度通期の赤字1兆7750億ドルを上回った。