「やればできる」を「やらなくても済む」に

自治体は市民との協力でごみ減量を実現したが、生産者の設計を変える制度はまだ緒に就いたばかりだ。ドイツや南アの事例は、新しい法律を待たずとも、既存制度の運用改善で実現できることを示している。その小さな前進が上勝町と大崎町にも残る約20%の壁を内側から溶かし始めるはずだ。

「やればできる」を「やらなくても済む」に変えること。それこそが、「拡大生産者責任」の本質であり、壁の向こう側へと続く道なのである。

NW_Tony_Laszlo.jpgトニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。

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