コラム

2023年秋、AI業界勢力図③ アプリ戦国時代の幕開け

2023年10月19日(木)14時00分

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■驚愕!Metaのメタバースはここまできた

このインタビュー動画、取材する側、される側とも本人ではなく、本人の顔や体を精密にスキャンしたデータをベースに生成したアバターが話している。でもどう見ても、二人の人間が同じ部屋で対話しているようにしか見えない。

Metaのミーティングのメタバースって、足がなく胴体が浮いているアニメ風アバター同士で会話することが滑稽だった。でもここまでフォトリアリティの高いアバターでなら、目の前で話している感じになるんだろうな。Zoomミーティングよりも臨場感がある。

今は専門デバイスによる詳細なスキャニングが必要らしいが、近い将来はスマホで自分自身をスキャンするだけでも、これだけのクオリティが出るらしい。またスキャンデータを最初に転送しておくので、実際の会話の最中に動画の大量データを送信する必要がない。通信容量を大幅に節約できるわけだ。

正式発表や正式リリースはまだだが、順次利用可能にする予定という。2、3年後には、これが一般的になるという。(ソース:YouTube

プロフィール

湯川鶴章

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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