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日本社会

日本は東アジアでも突出した「同調圧力」社会

2026年1月14日(水)11時00分
舞田敏彦(教育社会学者)

「同調圧力」という言葉がある。学校に上がってからではなく、物心ついた時から、親によってこういう躾をされている。為政者にとっては何とも扱いやすい国民が出来上がり、他人の些細な過ちをあげつらうのを生き甲斐とする「○○警察」がはびこるわけだ。

「友人を大切にする」「他人に迷惑をかけない」。こういうことを頻繁に言い聞かされて育った子どもは、自尊心は低くなるだろう。その言い付けを実現することは難しく、理想と現実のギャップの大きさに気付くばかりだからだ。日本の子どもの自尊心が低い理由の一つは、幼少期よりこうした同調圧力を受けているためかもしれない。


これからの日本は、国民の構成が多様化し、多様な文化的背景や価値観を持った人々が共生していくことになる。日本型の同調圧力は、軋轢を引き起こすものでしかなくなる。これからは同調圧力による支配からの脱却を目指すべきだ。その上で、「異なる立場や考え、価値観を持った人々同士が、お互いの組織や集団の境界を越えて混ざり合い、学び合うこと」が重要となる(文科省『第4期・教育振興基本計画』2023年)。

<資料>
ベネッセ『幼児の生活アンケート:東アジア5都市調査』(2010年)

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