最新記事
動物

「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様な形」に育ったオウムの姿と「回復まで」にSNS涙

Rescue Parrot Breaks Hearts As Viewers Notice Severe Problem With Beak

2025年12月18日(木)15時50分
ルーシー・ノタラントニオ
コンゴウインコ

(画像はイメージです)コンゴウインコ Daniel Sinoca-Unsplash

<アメリカで保護された「あるオウム」の姿に、SNSでは驚きの声が広がっている──>

長年にわたり深刻なネグレクト(飼育放棄)を受けてきた29歳の保護オウムの「驚くべき姿」を捉えた動画がTikTokで話題を呼んでいる。

【動画】「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様な形」に育ったオウムの姿と「回復までの道」にSNS涙

動画を投稿したのは、米ミシガン州ブライトンにあるオウムの保護施設マルベリー・エーカーズ・レスキュー。動画はすでに28万8000回以上再生されており、特に注目を集めたのはウィニーというコンゴウインコ(macaw)だ。

ウィニーのクチバシは驚くほど長く伸び、今にも首に刺さりそうだ。

施設を運営するマンディ・コセヴァルは、前の飼い主が世話を続けられなくなったことから、ウィニーを含む8羽のオウムを引き取ったという。

コセヴァルは本誌に、「ウィニーのクチバシがあそこまで伸びていたのも、引き取る決め手のひとつだった」と語った。「クチバシは首に触れそうなほどだった。あそこまで成長するには何年もかかる。前の飼い主の健康状態が、ネグレクトの主な原因だったことがわかった」

話題になった動画の冒頭では、「ウィニーは障害を抱えながらも、生き抜く術を身につけていた」と説明されている。映像では、ウィニーのクチバシが段階的に整えられていく様子が映し出されており、この作業は鳥にとって大きなストレスになると紹介されている。

獣医系メディア「Pet MD」によると、オウムの伸びすぎたクチバシは、病気やケガ、長期的な栄養不良や不適切な飼育環境に起因している可能性があるため、専門的な処置が必要だという。誤った方法で削ると出血する危険もある。

ヘルスケア
腸内環境の解析技術「PMAS」で、「健康寿命の延伸」につなげる...日韓タッグで健康づくりに革命を
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀が利上げ決定、政策金利は30年ぶり高水準に 賃

ワールド

EU首脳、ウクライナ支援へ共同借入合意 ロシア資産

ビジネス

トランプ氏、FRB議長候補のウォラー理事と面会 「

ビジネス

長期金利が2%に上昇、19年半ぶり高水準 国債先物
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末路が発覚...プーチンは保護したのにこの仕打ち
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 6
    中国の次世代ステルス無人機「CH-7」が初飛行。偵察…
  • 7
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 8
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 9
    9歳の娘が「一晩で別人に」...母娘が送った「地獄の…
  • 10
    円安と円高、日本経済に有利なのはどっち?
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の…
  • 5
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 6
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 7
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 8
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 9
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 10
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中