映画『ヒンド・ラジャブの声』が世界に届ける、6歳少女「最期の訴え」とイスラエルの暴虐
しかし、ヒンドの魂の声は今、イスラエルの思惑を超えて世界に響き続けている。本作にはブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラなどハリウッドの名だたる俳優たちがエグゼクティブプロデューサーとして参加し、かつてないほどの応援が寄せられている。これはパレスチナ問題の映画作品としても前例のない大きな支援となった。
映画は9月3日にベネチア国際映画祭で初上映され、13日にはトロント国際映画祭で上映が予定されている。スペイン、日本、ポーランド、ポルトガル、タイ、トルコ、バルト三国、香港などでも公開されるようだ。
ベン・ハニアは、ヒンドの70分間の声の断片を初めて耳にしたとき、強い無力感と深い悲しみに襲われ、「地面が足元から揺れるような感覚だった」と振り返る。
すぐにパレスチナ赤新月社に連絡を取り、音声記録をすべて聞いて、その痛ましさに衝撃を受けた。ヒンド・ラジャブの映画を制作するためにすべてを捨てる決断をしたという。
また、2024年2月には「ヒンド・ラジャブ」の名を冠した財団が設立され、ブリュッセルを拠点に活動している。この団体は、世界各国でイスラエルの責任者や軍人らを対象に、パレスチナ人に対する戦争犯罪の訴追活動を行っている。
【執筆者】アルモーメン・アブドーラ
エジプト・カイロ生まれ。東海大学国際学部教授。日本研究家。2001年、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。同大学大学院人文科学研究科で、日本語とアラビア語の対照言語学を研究、日本語日本文学博士号を取得。02~03年に「NHK アラビア語ラジオ講座」にアシスタント講師として、03~08年に「NHKテレビでアラビア語」に講師としてレギュラー出演していた。現在はNHK・BS放送アルジャジーラニュースの放送通訳のほか、天皇・皇后両陛下やアラブ諸国首脳、パレスチナ自治政府アッバス議長などの通訳を務める。元サウジアラビア王国大使館文化部スーパーバイザー。近著に「地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人」 (小学館)、「日本語とアラビア語の慣用的表現の対照研究: 比喩的思考と意味理解を中心に」(国書刊行会)などがある。
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