高校無償化が実施されても、家庭の教育費の支出は逆に増えている理由
気になるのは、授業料負担がかなり小さくなったにもかかわらず、学校教育費が微減にとどまっていることだ。学校教育費には、授業料の他に修学旅行費、学校納付金、学用品費、制服代などが含まれる。これらの費目ごとの変化を整理すると、<表1>のようになる。

授業料支出は大きく減っているが、他の費目のほとんどが増えている。寄付金と図書費は2倍、通学用品費は1.6倍、制服代は1.3倍だ。授業料が安くなっても、これらの支出が増えているので、トータルの学校教育費は変わっていない。
物価高の影響だけとは思えない。教育や設備の充実のためだろうが、「授業料が安くなったのだから、保護者にこれだけ追加で払わせてもいいだろう」と、必要性を吟味せず、安易に値上げに踏み切っている学校もあるだろう。いわゆる便乗値上げだ。私立校のデータを見ると、寄付金の支出平均は4.3倍に膨れ上がっている。制服にしても、高価なブランド品を指定する、長い付き合いの業者との慣れ合いに拍車がかかっているようなことはないだろうか。
保護者の負担を軽くするという無償化政策の趣旨に反するもので、国としても指導(規制)をするべきだろう。公金の注入による授業料無償化政策が、学校運営を堕落させる「麻薬」のようなものとして機能することがあってはならない。
<資料>
文科省『子供の学習費調査』
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