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荒川河畔の「原住民」(18)

アルミ缶収集だけではない...ホームレスの仕事・生き方は10種類ぐらいある

2025年1月11日(土)10時55分
文・写真:趙海成

私はYouTubeで、彼女と同じように「援助交際」で生計を立てている女の子のドキュメンタリーをいくつか見たことがあるが、そのほとんど自暴自棄なように見え、夢を持たないことが多い。それに比べて、この女の子が自分の夢を持っていることは素晴らしいと思う。

ただ自由な暮らしを求めてホームレスになる

最後は、ただ一人での自由なホームレス生活だ。

自由な生き方をするために、敢えてホームレスになる人もいる。本当は生活を支えるだけの年金があり、子供もいて、自分の家も持っている場合が多い。

自然と静かな環境が好きなのか、それとも一人だけの自由な生活を望んでいるのか、とにかく自分の家を家族(子供や孫など)に住まわせて、一人だけ家を出て、野外で生活をしている。

お金を稼ぐために働いていないことを除けば、他のホームレスの暮らしと変わらない。

以上が、私がまとめた日本のホームレスの10種類の生き方だ。それぞれ特徴が異なるが、生きるために一生懸命に頑張っていること変わらないと思う。


(編集協力:中川弘子)


[筆者]
趙海成(チャオ・ハイチェン)
1982年に北京対外貿易学院(現在の対外経済貿易大学)日本語学科を卒業。1985年に来日し、日本大学芸術学部でテレビ理論を専攻。1988年には日本初の在日中国人向け中国語新聞「留学生新聞」の創刊に携わり、初代編集長を10年間務めた。現在はフリーのライター/カメラマンとして活躍している。著書に『在日中国人33人の それでも私たちが日本を好きな理由』(CCCメディアハウス)、『私たちはこうしてゼロから挑戦した──在日中国人14人の成功物語』(アルファベータブックス)などがある。

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