最新記事
アルゼンチン

公約は「ペソ」から「ドル」へ通貨変更...「究極のポピュリスト」がアルゼンチン大統領になるのか?

2023年10月23日(月)13時10分
キャサリン・オズボーン
ハビエル・ミレイ, Javier Milei

型破りなミレイの野心はどこまで本気? MATIAS BAGLIETTOーREUTERS

<3桁のインフレと経済危機に見舞われたアルゼンチンの経済対策が「ドル化」...? 大統領候補者の中で首位を走るハビエル・ミレイだが...>

10月22日に大統領選の投開票が行われる南米アルゼンチンは、瀕死の経済と同国の未来をどの指導者に託すのか。

3桁のインフレと経済危機に見舞われたアルゼンチンで、候補者のうち首位を走るのは経済学者でポピュリストのハビエル・ミレイだ。彼の公約は、中央銀行を廃止し通貨をペソからドルに変えるというもの。8月の予備選でトップに立つと、国民の間でドルを高値で買う動きが加速した。

だがこの「ドル化」の実現可能性は、国内外から疑問視されている。そんななか、10月初めの候補者討論会でミレイがドル化に言及しなかったことで、どれほどその野心を実現させるつもりなのか、有権者の間で不透明感が漂う結果となった。ドル化については、ミレイの経済チームでも意見が割れているという。

22日の大統領選で過半数を得票した候補がいなければ、上位2候補による11月19日の決選投票にもつれ込む。型破りな経済政策の行く末を世界が注視している。

From Foreign Policy Magazine

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米AMD、第1四半期売上高は前期比減少の見通し 時

ワールド

イラン、米と核問題限定の2国間協議要求 開催地変更

ワールド

英警察、前駐米大使への捜査開始 エプスタイン氏に機

ワールド

NATO、北極圏哨戒任務に向けた計画開始、グリーン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 3
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 4
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 9
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 10
    少子高齢化は国防の危機──社会保障を切り捨てるロシ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中