最新記事

流行

「そんなに透けてていいの?」「裸同然?」、シースルー旋風はブラをも吹き飛ばす

2022年12月15日(木)18時30分
佐川恵里子

セクシーなファッションが話題のエミリー・ラタコウスキー REUTERS/Sarah Meyssonnier

<セレブの間では、過激なシースルーファッションが加速している。2022年に話題をさらった、「透け感」ドレスルックを振り返る......>

ファッション界を席巻するシースルー素材の流行。2021年の春夏トレンドとして、DIOR、FENDI、EMPORIO ARMANI、そしてEMILIO PUCCIなど錚々たるメゾンが、シースルー素材を使用したルックを発表して以来、今年に至ってはシーズン関係なく「透け感」を意識したアイテムが一般にも浸透してきた。

トレンドの最先端を体現するセレブの間では、過激なシースルーファッションが加速している。ともすると、今年はセレブの「透け感」が最も際立った年かもしれない。2022年に話題をさらった、「透け感」ドレスルックを振り返る。

「透け感」オブザイヤー

シースルーの着こなしで、エミリー・ラタコウスキーの右に出るものはいないかもしれない。エミリーが出席するイベントには、彼女のドレス姿をキャッチしようと多くのメディアが群がるのも納得だ。彼女はカーペットに登場するたび、トップモデルの美しさと存在感を余すことなく存分に披露し、期待以上の撮れ高を与えてくれる。「透け感」を語る上で外せない存在だろう。

特に関心を集めたのは、9月14日にニューヨークで行われた2023年春夏コレクション、トリー・バーチのショーでのルックだ。フェミニンな魅力を放つシアートップやスカートといったアイテムが揃う中、ランウェイに現れたエミリーの姿に会場は息をのんだ。

透けるレース素材のブラに茶色の透けるトップスで、ほとんどトップレスと言っていいスタイル。セバスチャン・ベア=マクラードとの離婚を申請して数日後のショーだった。エミリー・ラタコウスキーが自由になったことを示すサインなのだろうか? 彼女はインスタグラムでよく自分の写真を投稿しているものの、ランウェイでここまで露出したのはこれがはじめてだった。

>>■■【画像】セクシーで過激なシースルードレス姿のセレブたちを振り返る

続く10月中旬、「Wマガジン」誌のパーティーでピンクのサテンランジェリーが透けて見える非常に大胆なフィッシュネットドレスで公の場に登場。11月14日にニューヨークで開かれたスワロフスキーのパーティでは、ボディラインを強調するシンプルなアヤ・ミューズのニットドレスをノーブラで纏った。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日本製鉄副会長が来週訪米、USスチール買収で働きか

ワールド

北朝鮮の金総書記、核戦力増強を指示 戦術誘導弾の実

ビジネス

アングル:中国の住宅買い換えキャンペーン、中古物件

ワールド

アフガン中部で銃撃、外国人ら4人死亡 3人はスペイ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる

  • 4

    「円安を憂う声」は早晩消えていく

  • 5

    中国のホテルで「麻酔」を打たれ、体を「ギプスで固…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    無名コメディアンによる狂気ドラマ『私のトナカイち…

  • 8

    他人から非難された...そんな時「釈迦牟尼の出した答…

  • 9

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 10

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 9

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中