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考古学

ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年前のバイキング墓...その驚くべき中身とは?

Metal Detectorist Reveals One of Norway’s Most Extraordinary Viking Graves

2025年12月23日(火)18時45分
スー・キム
バイキングのイメージ

バイキングが北欧を席巻した時代があった Vladimir Semerenko-shutterstock

<通常は溶けて消えるはずの骨が残っていた...北欧の歴史を塗り替えかねない、未知の葬送習慣とは?>

ノルウェー中部の沿岸での金属探知の作業中に、極めて珍しく、目を引くものが発見された。

【画像】1200年前の「異様すぎる」バイキングの墓で見つかったものとは?


1200年以上前に行われたこの地域の埋葬習慣についての手がかりを提供する、バイキング時代の墓だ。

西暦850年頃にまでさかのぼると考えられるこの墓は、ノルウェー中部トレンデラーグの北大西洋岸に位置する場所で発見された。ノルウェー科学技術大学(NTNU)考古学・文化史学部の主任技師レイモンド・ソーバージュが本誌に語った。

発見のきっかけは、この地域で過去数年にわたり金属製の遺物を探していた探知家ロイ・ソーレングが、通常とは異なる信号を探知したことだった。ソーレングはこれまでにも「バイキング時代や中世の宝飾品や貨幣などの散逸した遺物をいくつも発見してきた」が、今回はそれとは異なる種類の発見であった。

探索中、「(ソーレングは)バイキング時代の楕円形のブローチを発見した。さらに、その穴の中に、同じようなブローチがもう1つ埋まったままになっているのを見て、この場所が未盗掘の墓である可能性があると疑い、関係機関に連絡した」とソーバージュは説明する。この通報を受けて、NTNU科学博物館とトレンデラーグ県の考古学者らによる本格的な発掘調査が行われた。

この墓は、地元の農業共同体で尊敬を集めていた既婚女性のものだった可能性がある。

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