最新記事
テクノロジー

投資戦略もAIが決める時代に? 「AI革命」が金融分野にもたらす「希望」と「リスク」とは

MONEY’S NEW DIGITAL FUTURE

2026年2月27日(金)14時40分
ポール・ローズ (ジャーナリスト)

シェミアトコフスキーのX(旧ツイッター)投稿

シェミアトコフスキーも同様の方向転換を行っている。彼は暗号資産に長いこと懐疑的だったが、昨年2月、X(旧ツイッター)に「オーケー、降参だ。クラーナと私は暗号資産を受け入れる」と書き込んだ。このポストは117万回閲覧された。「大変な反響があった」と、シェミアトコフスキーは言う。

「たくさんの人が連絡をくれて、これをやるべきだ、あれを試すべきだと言ってくれた。クラーナでは多くの取り組みが進んでおり、多くを市場に投入する予定だ。そこから、従来型の金融サービスに対する非常に重要な代替手段が生まれ、コストの引き下げにもつながるだろう」


ビットコインより金の延べ棒

世界最大の暗号資産プラットフォームであるバイナンスで共同CEOを務めるリチャード・トンも、暗号資産およびステーブルコイン(米ドルのような法定通貨に連動させた暗号資産)がまさに「お金の未来」だと考えている。それらは国境を越えた通常の合法的な送金を支援するだけでなく、世界銀行が地球上の14億人の成人が該当すると推計する「銀行口座を持たない人々」にも役立つ可能性があると、トンは述べる。

バイナンスは23年、無認可の送金事業を実施するための共謀などについて罪を認め、40億ドルを超える罰金の支払いに合意した。当時CEOだった創業者のチャンポン・チャオも罪を認めて辞任したが、現在も同社の筆頭株主だ。昨年10月には、トランプによって恩赦を受けた。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ

ビジネス

JPモルガン、オフショア人民元ロングを解消 元高抑

ワールド

独失業者数、2月は小幅増 失業率6.3%で横ばい
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 7
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 10
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中