最新記事
日本経済鈴木財務相「為替は様々な要因で動く」 ロシア債務めぐり注視も
鈴木俊一財務相は、参院財政金融委員会で発言した。写真は都内で2021年12月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
鈴木俊一財務相は16日の参院財政金融委員会で、為替動向について「様々な要因で動く。私からのコメントは控える」と語った。ロシアによる対外債務決済の動向を注視する考えも述べた。大塚耕平委員(国民)への答弁。
鈴木財務相は、ロシアが対外債務決済をルーブルで支払うことに伴う影響について「現時点では正直良くわからない」とした。一方、日本からのロシア向け債券投資に関しては「対外債券投資全体に占める割合は限定的で、金融機関を含め、日本の投資家に及ぼす直接的な損失は限定的と考えている」とも語った。
邦銀勢のロシア向け与信を巡って「海外向け与信全体の0.2%程度となっており、個別の金融機関をみても与信割合は僅少にとどまっている」と指摘し、「各金融機関は充実した資本基盤を備えており、日本の金融機関の健全性に与える影響は限定的」との考えも述べた。
【話題の記事】
・【まんがで分かる】プーチン最強伝説の嘘とホント
・「ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった
・ウクライナに「タンクマン」現る 生身でロシア軍の車列に立ち向かう
・ウクライナ侵攻の展望 「米ロ衝突」の現実味と「新・核戦争」計画の中身