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岸田首相の「リモートぶら下がり会見」のシュールな光景
3つ目は、100%デジタルにする際の「演出」ができなかった可能性です。パンデミックの初期に、見よう見まねでリモート会議をやってみたところ、「自分が上に映っていないと不愉快」だと「ダダこね」した管理職がいたなどという騒動が起きました。本当はレイアウトなどは瑣末な話なのですが、首相会見となると、気にする人の存在を否定はできません。
では、仮に、ZOOMやTEAMSのようなオンライン会議ツールの画面上で「ぶら下がり会見」をしたとして、総理の顔をどこにどの大きさに表示した映像を流すのか、質問者の顔をどう処理するのかなど、映像に関する演出に関して官邸としては簡単に答えが出なかったのかもしれません。
結論を言えば、リモートでの「ぶら下がり」などという無理な形式にはこだわらず、例えば事前に質問を受けておいて、総理のしっかりしたビデオメッセージを公開するという方法が一番良かったのだと思います。各国の首脳が、自分が感染した場合や、あるいは感染拡大が激しくてリアル会見が不可能な場合には、内容と表現を込めたメッセージをビデオで流すことで対応しています。
例えば、アメリカのバイデン大統領の場合は、演出が今ひとつであったために、高齢批判を抑えることができていません。一方で、最終的には辞任に至ったにせよ、イギリスのジョンソン首相が一時期行っていたビデオメッセージの発信や、退任したドイツのメルケル前首相のものなどは、作り方として参考になると思います。重要なのは「検討使」的な先送りや組織防衛的な日本語を徹底的に排除して、歯切れの良い表現にすることです。
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