就任のはるか前から「ブレブレ」だった石破首相...今後を占う「野球」エピソードとは?
「正直・公正」をキャッチフレーズにすると怒られる状況ってすごかったなぁと思い出していたら興味深いことが国会であった。10月の松山政司・参議院幹事長の代表質問である。
松山氏は石破氏が選ばれた総裁選は「わが党の伝統である自由闊達さと、公正公平さにあふれて」いたと自賛。その上で「今月26日が命日となる参議院自民党幹事長であった吉田博美先生」の名を出した。吉田氏は日頃から誰にも公平で常に全員野球をモットーにしていたと振り返る。
私は松山氏の言葉を聞いて吉田氏の名を思い出した。先述の18年総裁選で大活躍していたからだ。石破氏が「正直・公正」を掲げたとき、クレームを入れたのが彼だったのだ。
18年8月24日の毎日新聞には石破氏の件(くだん)の発言に対し、参院竹下派を仕切る吉田氏は「個人的なことで攻撃することには非常に嫌悪感を感じている」と「苦言を呈した」とある。
当時の吉田氏は安倍氏とかなり近かったが、総裁選では石破氏支持だった。吉田氏の師匠、青木幹雄氏の意向をくみ、参院竹下派は石破氏支持だったからだ。吉田氏はいわば板挟み状態だった。
18年8月の産経新聞には安倍氏からの電話に吉田氏が「石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら支持できない』と言ってやるつもり」と答えたとある。
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