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きものに今年こそ挑戦! 「宝尽くし」「亀甲つなぎ」...お正月にふさわしい柄とは? 基礎知識を解説

2024年01月01日(月)09時00分
原由美子(スタイリスト)

長襦袢──長襦選びこそきものの楽しみ。


きもの生活を始めても長襦袢選びは後まわしにされがちのようですが、それでは十分ではありません。そこは洋服と同じで、下着に凝る人ほどおしゃれ上手なのです。

大好きなきもの、帯、長襦袢と三拍子揃ったお気に入りだったら、それこそ最強の一組になります。新年だからこそ、長襦袢のおしゃれも始めてみたらいいかもしれません。きものを着る楽しみや高揚感が一味違い、さらに深いものになるはずです。

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左=クローバー柄は紬や小紋に控えめな華やかさを添えます。

右=赤地に梅模様は、一度は着てみたい典型的な襦袢柄。地味めな小紋も心浮き立つ気分にしてくれます。


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左=鹿の子をはじめ、絞りの白抜きも代表的な襦袢柄のひとつ。

右=地紋のある光沢が美しく、大きめの絞り柄が効果的。




原 由美子(はらゆみこ)
慶応義塾大学文学部仏文学科卒業後、1970年に『アンアン』創刊に参加。仏・ELLEページの翻訳スタッフを経て1972年よりスタイリストの仕事を始める。以後『婦人公論』、『クロワッサン』、『エルジャポン』、『マリ・クレール日本版』、『フィガロジャポン』、『和樂』など数多くの雑誌のファッションページに携わる。きもののスタイリングでも雑誌や新聞などの執筆、ファッションディレクターとしても活躍。著書に『きもの着ます。』(文化出版局)、『原由美子の仕事1970↓』(ブックマン社)、『フィガロブックス 原由美子のきもの暦』『フィガロブックス 原由美子のきもの上手 染と織』『原由美子の大人のゆかた きものはじめ』(すべてCCCメディアハウス)、などがある。


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