統合失調症の姉と、姉を自宅に閉じ込めた両親の20年を記録した『どうすればよかったか?』
この映画の概要については、どこまでをどのように書けばいいのか、正直なところ悩む。だからチラシに書かれた紹介文を参考にしながら、以下に要約する。
8歳違いの姉は学業も優秀で生徒会副会長を務めるほどに活発だ。両親の勧めで医師を志した姉は、高校卒業後に医学部に進学した。
その姉がある日突然、意味が分からないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれをかたくなに認めようとはせず、精神科の受診から姉を遠ざけた。
それから長い年月が過ぎた。家の中で姉はほとんど拘束状態だ。両親の判断に疑問を感じた弟(藤野知明監督)は、姉は統合失調症だと必死に説得するが、両親は同意しない。
姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は、家族の日々を記録し始める。姉の状態は変わらない。いやむしろ悪化している。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて、姉を家に閉じ込めるようになった。これ以上は限界だ。しかも母の認知症も進行しつつある。藤野はある決意をする。
......観ながらずっと居心地の悪い思いが持続した理由の1つは、モザイクが一切ないからだ。普段から日本のテレビや映画はモザイクを多用しすぎだと主張していたくせに、この映画については観ながら時おり目を伏せたくなる。これを直視していいのだろうかとの思いを、どうしても払拭できないのだ。
『エリン・ブロコビッチ』が描いたカリフォルニアの公害と水俣病の共通点と相違点 2025.10.09
ドキュメンタリー映画『非常戒厳前夜』が尹錫悦大統領の戒厳令の深相に迫る 2025.09.20
日本軍の捕虜虐待を描きながら「反日映画」にされなかった『太陽の帝国』の不思議 2025.09.06
抽象的で理解の難しい『2001年宇宙の旅』が世に残り続ける理由 2025.08.21
-
「墨田区」外資系大手企業内 情報システム・OA機器のヘルプデスク/正社員「転勤なし」/夜間対応なし/人材サービス「紹介/教育/研修」
日本アスペクトコア株式会社
- 東京都
- 年収342万円~
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
未経験OK 外資系有名ブランド企業社内ヘルプデスク業務 京橋駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員