コラム

【総選挙】自民党と立憲民主党の「経済/外交/政治改革」の政策比較で分かった「異例」の現象

2024年10月18日(金)17時02分

10月27日に投開票が行われる総選挙において、最終的にどの党が躍進するのか、現時点では何とも言えない。だが基本的な政策に関しては、自民党が議席を守った場合においても、自民党が議席を減らしたり政権交代が実現した場合においても、大きな違いは生じないと予想される。

与党と最大野党の政策が似通っていることは、市場の安定化につながる一面がある一方、有権者からすると何を基準に候補者を選んで良いのか分かりにくいという部分も出てくる。

与党と最大野党の政策がここまで類似するというのは、これまでに見られなかった現象であり、これが選挙結果にどのような影響を及ぼすのか予想しづらい展開となっている。


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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネス、ITなどの分野で執筆活動を行う。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『お金持ちの教科書』 『大金持ちの教科書』(いずれもCCCメディアハウス)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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