中国が攻めアメリカが守る?「台湾危機」を鵜呑みにする危うさ
台湾は今や、半導体生産で世界を牛耳る。株式の時価総額がトヨタの2倍のTSMC(台湾積体電路製造)などは、世界中から注文を受けて半導体を受託生産している。これら企業の顧客の多くは西側だが、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、SMIC(中芯国際集成電路製造)など中国の電子企業とも人員、技術一体となった協力関係をつくり上げてきた。
米中対立が激しくなった今、彼らは表向き中国との関係を切っているが、中国の工場を先端設備付きで売却したり、5G技術を提供したりする不透明な動きもある。そして民主主義を本心、大切にしている台湾市民も、不況になった場合には「自由よりパン」で大陸になびくかもしれない。
ねじれているのは日本も同じ。「台湾を守る」と言っても、200発超の中国の中距離ミサイルが日本を向くなかで首相は自衛隊に出動命令を下せるか? 日本の基地から米軍機や艦船が台湾に向けて出動するのさえ、国内では反対の声が起きかねない。
しかし面白いことに、中国もねじれている。習近平は中国軍の「平和病」を何度となく
アマゾンに飛びます
2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
トランプがいようといまいと、アメリカは「持てる者たち」のための国 2025.12.20
高市新総裁をいきなり襲う国内外の暴風雨 2025.10.18
軍事パレードの陰で進む金融危機──中国が直面する二つの試練 2025.09.10
トランプが復活させたアメリカの「ルーズベルト流」帝国主義 2025.08.30
チャットGPTに日本のポピュリズムについて聞いてみた! 2025.07.26
バンス米副大統領が信奉する新思想、「ポストリベラリズム」の正体 2025.07.11
トランプ肝いりの「ステーブルコイン」でドル急落? 2025.07.01
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
AP/デジタルアカウントプランナー/広告全般/外資系ブランド担当/時短OK
株式会社電通デジタル
- 東京都
- 年収600万円~1,500万円
- 正社員
-
英語力を活かせる法人営業 外資系担当 「顧客折衝経験歓迎!/業界トップクラスの企業」
東亜紙巧業株式会社
- 東京都
- 月給21万円~
- 正社員
-
外資系案件担当/SNSマーケティングのコミュニケーションプランナー/東/英語力を活かせる仕事
トランス・コスモス株式会社
- 東京都
- 年収360万円~620万円
- 正社員






