【銘柄】いまや国策銘柄...インフレと金高騰を追い風に沸騰するリユース業界で異彩を放つバイセルテクノロジーズ
「国策銘柄」「DX関連」としても注目
高市政権の経済政策では、製品やサービスの生産段階からリサイクルや再利用を前提に設計し、新たな資源の使用や消費を最小限に抑える資源循環が議題の1つとなりました。政府の予算でも「循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行加速化パッケージ」に約800億円規模が計上されています。
バイセルテクノロジーズは、このサーキュラーエコノミーのビジネスモデル事例として紹介されており、いわば「国策銘柄」としての側面も併せ持っているのです。
さらに、バイセルは生成AIを活用したリユースプラットフォーム「Cosmos」のシステム開発を進めています。これまでの買い取りで蓄積した膨大なデータをもとに、買い取り品の真贋判定や価格査定などにAIを生かしています。
こうしたリユースDXにより買い取り業務や販売業務を効率化しつつ、利益の最大化に貢献しています。
業績拡大で株価は上場来高値を更新中
バイセルテクノロジーズは11月、業績予想(2025年12月期)の上方修正を発表しました。
売上高は前期比67%増の1000億円、営業利益は90%増の90億円と、いずれも過去最高の予想。出張訪問と店舗での買い取り・販売がともに好調に推移しました。また、人事制度の見直しによる粗利単価の上昇、離職率の減少でコストの効率化も進んでいます。
今月からは複数のブランドを「バイセル」に統合。間接部門などの機能統合も進め、大規模なグループ再編に着手しています。
業績拡大への期待を受け、株価も年末から上場来高値を更新し続けています。2月に予定される決算発表などで引き続き好調さが確認されれば、さらなる上値追いとなる場面もありそうです。

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[筆者]
佐々木達也(ささき・たつや)/証券アナリスト、金融ライター
金融機関で債券畑を経験後、証券アナリストとして株式の調査に携わる。市場動向や株式を中心としたリサーチやレポート執筆などを業務としている。ファイナンシャルプランナー資格も取得し、現在はライターとしても活動中。株式個別銘柄、市況など個人向けのテーマを中心にわかりやすさを心がけた記事を執筆。
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