クリントン元大統領の証言調整、エプスタイン氏との関係巡り下院委

米共和党主導の下院委員会が、少女らへの性的虐待罪で起訴され自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の調査の一環として、ビル・クリントン元大統領(民主党、写真)の証言を求めている。9月撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)
Nolan D. McCaskill Katharine Jackson
[ワシントン 21日 ロイター] - 米共和党主導の下院委員会が、少女らへの性的虐待罪で起訴され自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の調査の一環として、ビル・クリントン元大統領(民主党)の証言を求めている。
下院監視・政府改革委員会のジェームズ・コマー委員長は、クリントン氏の非公開聴取に向けて調整していると記者団に述べた。
コマー氏は「公表された報告書、生存者の証言、公式文書はいずれも、クリントン氏がトランプ大統領よりはるかにエプスタイン元被告と密接な関係にあったことを示している。クリントン氏を宣誓証言に呼べよう取り組んでいる」と述べた。
クリントン氏の代理人はコメント要請に応じていない。
委員会は、エプスタイン事件における連邦政府の対応を検証しており、元被告の遺産管理ファイルを含む数万ページに及ぶ文書を公開している。
コマー氏は「われわれが収集した証拠は、いかなる形でもトランプ氏の関与を示していない」と述べた。