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ローマ教皇、聖職者による性的虐待被害者と初めて面会

2025年10月21日(火)10時19分

10月20日、 ローマ教皇レオ14世はカトリック聖職者による性的虐待の被害者と初めて面会した。写真は面会後にローマで記者会見するジェマ・ヒッキーさんら(2025年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

Joshua McElwee

[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は20日、カトリック聖職者による性的虐待の被害者と初めて面会した。出席者らが明らかにした。

この数日前、バチカン(ローマ教皇庁)の未成年保護委員会が、教会の高位指導者らは被害者支援に消極的と非難していた。

国際的な被害者連合がレオ14世に謁見したと公表。謁見には被害者4人と支援者2人が出席して約1時間行われ、「意義深い対話のひととき」になったと説明した。

未成年保護委員会が16日に発表した異例の報告は、被害者からの虐待報告がどのように処理されているかや、怠慢な司教が制裁を受けているかどうかについて高位司教らが被害者に情報を提供していないと非難した。

20日の謁見に参加したカナダ人の被害者、ジェマ・ヒッキーさんは、教皇がバチカンの使徒宮殿にある執務室で被害者らと面会し、一緒に写真を撮り、注意深く話を聞いてくれたと述懐。

「教皇はとても温かく、耳を傾けてくれた。われわれは真実、正義、癒しに向かって共に歩む用意を整え、橋渡し役としてここに来たと伝えた」と述べた。

ロイター
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