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台湾中銀、政策金利据え置き 成長予想引き上げも関税・地政学リスク注視
2025年09月18日(木)19時03分

9月18日、台湾中央銀行は、政策金利を2%に据え置いた。写真は台北の本店。5月29日撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
Liang-sa Loh Faith Hung
[台北 18日 ロイター] - 台湾中央銀行は18日、政策金利を2%に据え置いた。今年の成長率予想を引き上げたが、米関税政策の影響や地政学のリスクを注視すると述べた。
据え置きは予想通り。ロイターのエコノミスト調査では32人中30人が据え置きを予想していた。
中銀は2025年の成長率予想を4.55%と、6月予想の3.05%から引き上げた。26年は2.68%に減速すると予想した。24年は4.59%だった。
今年のインフレ率予想は1.81%から1.75%に引き下げた。
トランプ米政権は台湾からの輸入品に20%の相互関税を課した。台湾は現在も米政権と交渉を続けている。台湾の主力輸出品である半導体は今のところ、相互関税の対象外となっている。