スイス大統領、米国務長官と会談 39%関税発動7日に控え

スイスのケラーズッター大統領は6日、訪問先の米ワシントンでルビオ米国務長官と会談した。ジュネーブで5月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
John Revill
[チューリヒ 6日 ロイター] - スイスのケラーズッター大統領は6日、訪問先の米ワシントンでルビオ米国務長官と会談した。米国はスイスに提示した39%の関税回避に向けた合意の一環として、エネルギーおよび防衛製品の輸出拡大を求める公算が大きい。
トランプ米大統領が関税発動の期限とする今週7日を前に、ケラーズッター大統領とパルムラン経済相は5日、関税交渉のために訪米した。
協議に詳しいスイスの情報筋によると、トランプ政権はより多くのエネルギー製品と防衛製品を購入するようスイスに圧力をかけているもよう。
パルムラン氏は先週末、「欧州連合(EU)は(米国の)LNG購入を確約した。スイスもLNGを輸入している。それも1つの方法かもしれない」と、スイスもEUと同様の方法を取ることを示唆した。
パルムラン氏はすでに、より良いディール(取引)を確保するための選択肢の一つとして、スイスが米国産液化天然ガス(LNG)を購入する可能性について言及していた。