英政府、ヒースロー空港拡張の競合2提案検討

7月31日、英政府は今後数週間で、国内最大の空港であるヒースロー空港の機能強化を目指した数十億ポンド規模の滑走路建設計画について、競合する2つの提案を検討する予定だ。写真は、英ロンドンのスカイラインを背景に、ヒースロー空港ターミナル5の滑走路に近づく旅客機。1月撮影(2025年 ロイター/Chris J. Ratcliffe)
Sarah Young
[ロンドン 31日 ロイター] - 英政府は今後数週間で、国内最大の空港であるヒースロー空港の機能強化を目指した数十億ポンド規模の滑走路建設計画について、競合する2つの提案を検討する予定だ。計画が実現すれば経済成長の起爆剤になると期待されている。
リーブス財務相は1月、環境に対する懸念から長年停滞していたヒースロー空港の拡張計画に支持を表明した。政府は航空会社が持続可能な再生燃料(SAF)の利用を拡大すれば空港拡張が必ずしも温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を妨げないと説明した。
ロンドン西部のヒースロー空港は欧州で最も利用者の多いハブ空港で現在はフル稼働しており、輸送力を増やせないことが英経済の足かせとなっている。ヒースローの滑走路は2本だが、パリのシャルル・ドゴール空港とフランクフルト空港はそれぞれ4本、アムステルダムのスキポール空港は6本を備えている。
ヒースロー空港は31日、政府に新滑走路建設計画の提案を提出した。総事業費は490億ポンド(650億ドル)と見積もられており民間資金で賄うとしている。
ヒースロー空港周辺の土地やホテルを所有するアローラ・グループは250億ポンド未満で新滑走路を建設する計画案を提示したが、全ての開発費用は含まれていない。
ヒースロー案は滑走路と空港インフラに210億ポンドを投じ、残りはターミナルの新設、既存施設の近代化、高速道路M25の移設に充てる。
ヒースロー空港の拡張計画は両案とも2035年までに新滑走路の運用開始を目指している。
ヒースロー案は全長3500メートルのフルサイズ滑走路を建設し、ロンドンの高速道路M25の一部を移設して新設するトンネルに通す。
アローラ案はM25を移設せずに2800メートルのやや短い滑走路を提案しており最大級の大型旅客機には対応できない。
ブリティッシュ・エアウェイズの親会社IAGなどの航空会社は長年、ヒースローの空港使用料が世界で最も高額な水準だと不満を抱いており、拡張が一段の料金上昇につながるのではないかと懸念している。
英運輸省は政府がこれらの提案を今夏中に審査する予定だと述べた。
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