韓国財政相らが米商務長官と会談、貿易協定締結へ最後の取り組み

7月30日、韓国の閣僚級高官3人が貿易協定締結に向けてラトニック米商務長官とワシントンで会談したと、韓国企画財政省の報道官が明らかにした。写真は具潤哲・企画財政相。仁川国際空港で29日撮影。聯合ニュース提供(2025年 ロイター)
[ソウル 30日 ロイター] - 韓国の閣僚級高官3人が貿易協定締結に向けてラトニック米商務長官とワシントンで会談した。韓国企画財政省の報道官が30日明らかにした。
報道官によると、具潤哲・企画財政相が先週からワシントンに滞在している金正官・産業通商資源相、呂翰九・通商交渉本部長と共に、ラトニック氏と2時間にわたり会談した。
報道官は協議の詳細については明らかにしなかった。
トランプ米大統領は韓国に対し、25%の関税を発動する期限を8月1日に設定している。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ラトニック氏はスコットランドで金、呂両氏と会談した際、韓国側に最終的かつ最善の提案を行うよう促したという。
29日にワシントンに到着した具氏は、造船などを含む一連の貿易および産業協力の提案が相互利益になることを米国に理解してもらいたいとこれまでに述べている。
具氏はベセント米財務長官とも会談する。
また、趙顕外相も今週ワシントンを訪れ、関税交渉を支援する予定だ。