ニュース速報
ワールド

トルコ5月製造業PMI低下、14カ月連続で節目の50割れ

2025年06月03日(火)12時14分

イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルが2日発表した5月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.2と、好不況の分かれ目である50を14カ月連続で下回った。写真はイスタンブールの街。5月に撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)

[イスタンブール 2日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルが2日発表した5月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.2と、好不況の分かれ目である50を14カ月連続で下回った。4月の47.3から低下した。需要の低迷が続く中で、企業が生産と雇用、購買活動を縮小したのが低下要因。

需要低迷を背景に新規受注が減少し、生産が昨年10月以来、7カ月ぶりの低水準となった。雇用と購買活動も縮小した中で、製造業は購入品と完成品の両方の在庫を減らした。

投入コストは大幅上昇が続いたものの、上昇率は今年4月に付けた1年ぶりの高い伸びからは減速。産出価格の上昇率は2025年に入ってから最も小さかった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「企業は近い将来、成長に弾みが付くことを期待するようになるだろう。今月はインフレ圧力が緩和する兆候が少なくとも幾つか見られ、製造業にとってはいくらか安心できる材料になり得るだろう」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=まちまち、ダウ小反落 軟調な経済指標

ワールド

西側同盟国、ウクライナ防衛製品の国外生産に全額資金

ビジネス

米労働省、人員不足でCPIサンプル数削減 データへ

ワールド

米、ガザ停戦国連決議案に拒否権発動 安保理の他の1
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪んだ認知
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 6
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 7
    韓国大統領選挙、イ・ジェミョンが勝利宣言「第1の使命…
  • 8
    【クイズ】金属の錆を防ぐ「クロム」の産出量が、世…
  • 9
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 10
    支持率が下がっていると言われているトランプ、アメ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 8
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 9
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 10
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 10
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中