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韓国大統領選の投票始まる、野党李氏が優勢か 4日までに結果判明

2025年06月03日(火)12時41分

 6月3日午前6時、韓国大統領選が約1万4300カ所の投票所で始まった。写真は同日、ソウルで投票する人(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Jack Kim Daewoung Kim

[ソウル 3日 ロイター] - 韓国大統領選が3日午前6時、約1万4300カ所の投票所で始まった。4日までに結果が判明する見通しで、尹錫悦前大統領による戒厳令発布とその後の罷免による政治的混乱に終止符が打たれることになる。

先週発表されたギャラップ韓国の調査によると、革新系野党「共に民主党」の李在明前代表の支持率が49%で、保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相を14ポイントリードしている。保守系少数野党「改革新党」の李俊錫議員の支持率は11%だった。

投票率は高くなると予想され、5月29、30日に行われた期日前投票では有権者数4439万人の3分の1余りが投票。選挙管理委員会によると、午前11時現在の投票率は18%強。

李氏と金氏はともに、かつての政治体制や経済モデルはもはや時代にそぐわないとして変革を訴えている。両氏の主張は技術革新などへの投資など重なる面も多いが、李氏がより公平な社会と中低所得層への支援を訴える一方、金氏は企業寄りのキャンペーンを展開してきた。

テレビ3局は午後8時の投票終了と同時に出口調査の結果を発表する。

選管が4日に結果を認定し、数時間以内に勝者が就任する見込み。

ロイター
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