ウクライナ大統領、アルゼンチンでハンガリー首相と短時間会話

12月10日、ウクライナのゼレンスキー大統領とハンガリーのオルバン首相は、ハビエル・ミレイ氏の大統領就任式に出席するため訪れたアルゼンチンで短い会話を交わした。キーウで11月21日撮影(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[ブエノスアイレス/ブダペスト 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領とハンガリーのオルバン首相は10日、ハビエル・ミレイ氏の大統領就任式に出席するため訪れたアルゼンチンで短い会話を交わした。アルゼンチン上院のユーチューブチャンネルに掲載された動画で分かった。ハンガリーの首相報道官も確認した。
ハンガリーの報道官は電子メールで、オルバン首相が引き続きウクライナの欧州連合(EU)加盟に反対しているのかについては直接触れず、「ウクライナのEU加盟問題に関して、オルバン氏はEU加盟国がこの問題について継続的に議論していることを示唆した」とした。
オルバン氏は4日、14─15日開催のEU首脳会議ではウクライナの加盟交渉開始についていかなる決定も下さないよう要求。交渉に乗り出す環境は整っていないと主張した。
ウクライナのメディアは、両首脳がアルゼンチン訪問時に会談し、EU加盟を巡る意見の相違解消を図るのではないかと報じていた。
ゼレンスキー大統領はオルバン氏との会話についてコメントしていない。テレグラムへの投稿で、フォンデアライエン欧州委員長と常に連絡を取り合っており、立場を調整するため電話で話したと述べた。