ウクライナ支援、ＮＡＴＯに「疲労感ない」＝米国務長官

　ブリンケン米国務長官は１１月２９日、ウクライナ支援について北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）内に「疲労感はない」と述べた。同日、ブリュッセルで代表撮影（２０２３年　ロイター）

Humeyra Pamuk　Andrew Gray

［ブリュッセル　２９日　ロイター］ - ブリンケン米国務長官は２９日、ウクライナ支援について北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）内に「疲労感はない」と述べた。

ブリュッセルで行われたウクライナとＮＡＴＯの会議後、「われわれはウクライナを支援しなければならないし、支援を続ける」と言明。ＮＡＴＯはこの立場で一致しており、米国では上下両院からウクライナ支持の声が続いていると説明した。

ウクライナは、ロシアとの戦争に対する国際社会の注目がイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘に奪われるのではないかと懸念。クレバ外相はこの日、西側に武器の増産を求めた。

クレバ氏は欧州連合（ＥＵ）各国がこれまで、ウクライナに供給を約束した砲弾１００万発中３０万発を提供したと報告。「欧州・大西洋に共通の防衛産業を構築する必要がある」と述べ、それによりウクライナとＮＡＴＯ加盟国双方の安全保障が確保されると訴えた。